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そう、わたしの彼氏も所謂「アンドロイド」というやつなのである。
きっかけは2年前、わたしが何気なく立ち寄ったアンドロイドショップでの出会いだった。
「こんにちはー...」
自動ドアに引き込まれるようにして店内に入れば、中には誰もいない。そんなことある？
壁際には大きなガラスケースに一体ずつ人型アンドロイドが入って並べられていて、なんだか奇妙な光景。
アンドロイドショップなるものには初めて来たけれど、こういう風になっているんだ。
どうしたらいいかわからないままなんとなく周囲を見回しながら突っ立っていれば、お店の奥にある扉が開いた。
「あははっ、おじさんそういうとこ面白ぇんだよなー」
出てきた男の人は、大学生くらいだろうか。黒のフリースにジーパン、ウエストポーチというごく軽いいでたち。
扉の中にまだ人がいるのか、後ろを振り返りながら出てきたけれどすぐにわたしの存在に気づく。
「......え、」
そして彼は何か見てはいけないものを見てしまったかのような顔で、そのまま動きを止めた。
「あ、あの、」
あまりにじっとしたまま動かないから、不安になって声をかければ、彼の口から出てきたのは。
「.........A？」
「はい？」
急に呼び捨て？！しかもなんでわたしの名前？！
もうパニックだ。向こうは向こうで相変わらず何もアクションがないし。
「なんで、わたしのなま」
「...っ？！」
その瞬間、目の前で彼は急にうずくまり呻き声を上げはじめた。
「大丈夫ですか？！」
「A、だめ、だ、来ちゃいけな、」
駆け寄っても何をすればいいのかも分からないし、そうだ、店員さんは...？
「きっ、救急車...！すみません、誰か！」
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灯莉(プロフ) - レモンさん» レモンさんはじめまして。最初からの読者様なんですね！ドラキュラ舘様、一本目ということもあってわたしも思い入れがあるストーリーなので嬉しいです。ありがとうございます(o´艸`) (4月20日 0時) (
レス) id: 0a43491d63 (このIDを非表示/違反報告)
レモン - そして新作も楽しみです。 (4月19日 23時) (レス) id: 029fc8293f (このIDを非表示/違反報告)
レモン - 灯莉さんはじめまして。最初から読ませて頂きました。どのお話にもいろんな愛の形があるんだなぁと思いました。私は舘様のドラキュラのお話が大好きです。その後夢主ちゃんはどうなったのかも気になります。 (4月19日 23時) (レス) @page38 id: 029fc8293f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：灯莉 | 作成日時：2024年3月25日 21時
